2012年11月30日金曜日

子供の写真はノーファインダーで撮ることが多い


私の場合子供の写真はノーファインダーで撮る事がとても多いのですがその理由を少し考えてみました。

写真を撮り始めた頃はちゃんとファインダー覗いて(あるいは背面の液晶を見て)撮っていましたが、どうもこのやり方は子供受けがよくありません。無理やりこれを続けると「パパ写真ばっかり撮らないで!」とカメラを向けるたびにそっぽを向かれてしまう始末です。

そんな経験をしたので最近はノーファインダーで撮影することが多くなっています。ノーファインダーの良い所(子供撮影において)は以下の2つだと思います。

  • 子供とコミュニケーションを取りながら撮ることができる
  • ローアングル(子供目線)の撮影が迅速に行える

過去にはファインダーを覗いたまま子供に話しかけたてみたり、あるいは子供が話すのを(ファインダー越しに)「うんうん」と言いながら聞いてみたりもしましたが上手くいきません。子供にとって親の顔がカメラで隠されてしまっている状態ではコミュニケーションもへったくれも無いという感じです。

それに比べノーファインダーでは子供の目を見ながら、あるいは手をつないだままコミュニケーションが取れるので、良い子供の表情を引き出す事も比較的簡単にできます。実際子供にとってもノーファインダー撮影ではカメラがほとんど気にならない存在となるようです。

当然ながら子供は背が低いので普通にファインダーを覗いて撮ると上から見下ろすアングルになります。そういうアングルの写真もあって良いとは思いますが、基本的にはなるべく子供の目線で撮った方が面白い写真が撮れると思っています。ノーファインダーであればただ単にカメラを子供の高さまで下ろしてやるだけですので基本立ったままでOKです。

ところがファインダーを覗いて撮る場合は自分がしゃがまなければいけません。これがなかなかやってみると大変です。まず第一にしゃがむこと自体がいちいち面倒であると言う事。それからもうひとつはしゃがんでファインダーを覗いている間に子供はもう次の行動にでていてシャッターチャンスを失ってしまうという事です。

ということでノーファインダーは子供撮影の強力な武器になるなぁと思っていますが、一方でデメリットとして(当然ですが)ファインダーを覗いていないので「構図を決めて…」という撮り方はできません。 また数撃ちゃ当たる的なところが多々あるので、とにかく枚数はいっぱい撮っておかなければいけないと言う事もデメリットかもしれません。

カメラ側の設定ですが、フォーカスエリア内の手前の物体をピントを合わせるようなモード(D7000の場合ダイナミックAF39点)で継続的にピントを合わせ続けるモード(D7000の場合AF-C)で且つピントが合わないとシャッターが押せない(D7000の場合フォーカス優先)という設定にしています。この設定にしておくと動きまわる子供にとりあえずカメラを向けて撮るというやり方でもそこそこの成功率が得られます。またAF補助光はOFFにしてあります。(これをやらないと子供たちがカメラを意識してしまうので)

レンズは基本的に広角(35mm換算で28mm相当くらい)で撮っています。場合によっては35mm換算で50mmとか60mmくらいで撮ることもありますが、カメラ方向のズレがよりシビアになるのでそのぶん成功率も下がっています。